Te-Sera-Sera

はじめまして。てーはやといいます。このブログは国際協力業界で働きながら感じたことや、疑問に感じたことなど、国際協力に関するトピックを中心にしながら、様々な社会問題についても考えてもらうきっかけになればと思い始めました。ちなみにブログのTe-Sera-Seraという意味は、私のあだ名である「てーはや(Te-haya)」のTeと、「何とかなるさ」という意味の「Que Sera Sera」という意味を合わせたのが由来です。

大学入学するための英語の試験が良くない方向に変わっちゃうよ。な話。その1。

こんにちは。

てーはやです。

 

先週の月曜日から始めたブログがなんと1週間を超えました

(パチパチパチ(拍手))すぐ飽きるだろうと思ってたのですがなんかだんだんと書くことが楽しくなってきました!!

 

さて、先週の月曜日は国際協力とは関係ないお話をしましたが、もう毎週月曜日はそういう日にしちゃおっか、ってことにしました。ノリです。笑

いつまで続くかわかりませんが。笑

 

ってことで今回は教育、とりわけ大学入試に関係する話題です。

なぜこのトピックを取り上げたかったかといいますと、実は今の仕事をする前にアルバイトで個別塾の塾講師をしていた経験があり、そのおかげか今でも教育関係の情報をたまに集めたりしていて、「これは絶対悪い方向にしか行かないだろうなあ」と感じたからです。それはそう、「大学入学共通テスト」です。とりわけ英語。

 

今日はこの概要についてお話しした後、次回、どのような点がまずいのか、そして改善策はあるのか、についての2本セットにしたいと思います。

 

 

大学入学共通テストとは?

これまで高校にいた人で、大学受験を考えたことのある人はまず耳にしただろう「センター試験」。大学入学共通テストとは、この「センター試験」の後継となる、国公立大に入学するための最初の試験で、2021年度から導入されることになっています。

これまでのセンター試験と何が違う?

これまでのセンター試験は完全マーク方式でしたが、このテストより「国語」「数学」の科目に記述試験が導入されることとなります(それに伴い、試験時間も変更となりました(「国語」80分(旧)→100分(新)、「数学」60分(旧)→70分(新))文部科学省は、新たな試験に記述式を導入した理由として、以下のように記載しています。

2.なぜ記述式問題を導入するの?

 記述式問題の導入により、解答を選択肢の中から選ぶだけではなく、自らの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・表現力を評価することができます。

 また、共通テストに記述式問題を導入することにより、高等学校に対し、「主体的・対話的で深い学び」に向けた授業改善を促していく大きなメッセージとなります。大学においても、思考力・判断力・表現力を前提とした質の高い教育が期待されます。

 併せて、各大学の個別選抜において、それぞれの大学の特色に応じた記述式問題を課すことにより、一層高い効果が期待されます。

「大学入学共通テスト」について:文部科学省

 

受験生の立場からしたら「はあ?記述とかありえないんですけど」「もっと楽に大学入りてぇ」などと聞こえてきそうですが、年を重ねてこうやって仕事をしていると、論理的に思考する力や説明する力って大学受験の国語とか数学で鍛えられたんやなぁ…と、しみじみ思います。

 

ので、受験生の方たちは大変かもしれませんが、思考力を鍛えるチャンスだと思って、臨んでほしいと思います…!ちなみに私の数学の点数(数学ⅡB)は一浪しても42点でした。泣ける。

 

「外国語」の中でも特に「英語(筆記)」となっていたものが「リーディング」に代わるのに伴い、配点も大きく変更となりました。かつての英語(筆記)では200点満点、リスニングが50点満点の計250点満点→200点に圧縮して計算、となっていたものが、「リーディング」100点満点、「リスニング」100点満点の計200点満点になりました。文科省の方針として「英語4技能を身につけさせたい」という意図から、このような配点になったものと考えます。じゃあ残りの「ライティング」と「スピーキング」はどうするの?といったところで出てきたのが民間試験の活用、なのですがそれが非常にまずいと個人的に思います。

 

こうやって書きながらふと気づく。

やばいこれだけで5000字は行くかもしれない。

 

ということで、次回、なぜこの民間試験の活用がまずいと思うのか、そして問題だらけのまま実施するのかについてのお話をしたいと思います。