消費税増税の報道に違和感を覚えた話。
こんにちは。
てーはやです。
今日から10月ですね…!時が過ぎるのは早いものです。
「国際協力を中心に」と書きながら、まさかの1発目は消費税問題でした(笑)
さて、今日から10月ということで、どこのニュースも消費税が増税するよ!といったニュースがどこもトップニュースになっています。…が、どこか報道はなぜかお祝いモードになっているのは気のせいでしょうか?
と、思ったので、その違和感を書いていきたいと思います。
1.そもそも消費税増税って?軽減税率って?
2019年10月1日より、今まで8%だった税率が10%に引き上げられました。しかし消費税は金持ちだろうが貧乏だろうが「消費をすること」に対して税が課せられるので、お金を持っていない人ほど税の負担感が増す「逆進性」が高いのです。この逆進性を軽減するために、今回の消費税導入に伴って日本で初めて導入されたのが「軽減税率」です。この軽減税率が対象になるものは、飲食料品(ただし外食は除く)と「新聞」なのです。
生きるためには食べ物を食べなければならないということから、「飲食料品」が軽減税率の対象になることはわかります。しかしながら定期契約の新聞の購読者数は年々減少していっている中で、なぜ、「シンブン」が軽減税率の対象になるのでしょうか。そしてなぜ、その他生活に必要なもの(飲食料品のみ8%ということはトイレットペーパーやティッシュペーパーですら10%、また女性は生理用品も10%なんですよね…)がどうして軽減税率の対象にならないのでしょうか。
…この軽減税率を語り始めると多分1万字超えても足りないと思うのでまた時間のある時にこの問題は触れたいと思います。
2.テレビの報道
私は毎朝めざましテレビ、毎晩報道ステーション(たまにnews23)を見ています。
(阿部華也子ちゃんかわいいですよね!笑)
…はおいといて(笑)、めざましテレビでは、先週から昨日までの約1週間、「増税カウントダウンとして様々なお得な情報を発信していきます!」と7時台の(おそらく)一番見るであろう時間帯にコーナーを組んで特集。こうすることでポイント還元!この時期はこれを買ったほうがお得!!といった内容を約10分にわたって放送していました。
また、今朝は「増税前総力取材」という名のもと、様々なお店で「これはまだ8%?10%?」というような客と店員のやり取りを嬉々として放送していました。特に衝撃だったのはこの内容。
【まさかここまで‼️】
— 日高屋(餃子6個155円) (@hidakaya_tweet) September 30, 2019
おかげさまで餃子リニューアルのカウントダウン盛り上がりました。
ありがとうございます🥟ありがとうございます🥟
🎉ハッピーニュー餃子‼️🎉
みなさんも新餃子🥟たべてみてくださいね!#日高屋の餃子 pic.twitter.com/veXqsoN4S9
これだけを見ると餃子が変わったんや~おいしそう~行こかな~ぐらいになると思いますが、朝のテロップでは「消費増税カウントダウン」の文字。これブログを書くまで本当に日高屋頭がおかしくなったのかと思いました。
これもう報道に悪意がありますよね。
そして報道ステーションも昨日の出だしは「増税まで残り〇時間となりました」という入りで始まり、様々な方へインタビューを行っている様子でした。そのほかにもTwitterを眺めていると、News Zeroでカウントダウンタイマーが流れいていたり、NHKですらカウントダウンのニュースを流す始末。
3.5%から8%に上げた時もこうだった?
上の記事は2014年4月1日の記事です。この時も消費増税をする目的としては社会保障費を賄うといったことが目的でした。この時の増税前も、駆け込み需要の報道は「こんなの買いました」だの、「これから計算しづらくなりますね」だのと言っていた記憶があります。しかしこんなカウントダウンまではしなかったはずです。そして、5%から8%へ引き上げたことによって約5兆円の財源が確保されたはずなのに、高齢者の貧困問題が増税後に現れるという。
こうしてつらつらとテレビの報道について違和感を書き綴ってきましたが、軽減税率の対象になっているシンブンも「増税を乗り切るために…」だの、「お得にポイント還元…」だの、どこか他人事のように報道している印象があります。
最後の最後まで消費税増税に反対するメディアはいなかったのでしょうか。